お風呂教室
ぬるめのお湯で冷え改善
冷えに悩んでいる人には「ぬるいお湯に入浴しましょう」。
冷えに悩む人は多く、女性の約半分がそうだという。
これは日本人に特有の病気、症状とされ、海外では「冷え」という概念自体がありません。
現在、冷えは一般的に「体の自覚的な冷えの苦痛があるもの」「体幹と抹消の温度差が大きい」
「いったん冷えると体温の回復が遅い」などとされています。
特に手足の末端が冷えると感じる方も多いようで、症状の緩和には、お風呂は必需品です。
冷えの対策には「体の温めが大切」と考えて、やたらと熱いお風呂に入る人もいるでしょう。
しかしこれは誤りです。確かに42度以上の熱めのお湯に漬かると、体温も一時的には上がって、手足の皮膚の温度も上がります。
人間の体は急に体温が上がると、汗をたくさんかいて急速に体温を下げようとするので、体の温まりが持続しないのです。
結果として、体温は急速に下がっていくので、冷えの症状はちょっとも改善しません。
冷えの対策には40~41度程度のお湯に10分程度入浴すれば十分ですが、
足りない場合はちょっと長めにつかってはいかがですか。